福島民友新聞家庭版「Me&You」26年12月号に掲載されました

小さな芽~「いい加減な子育て」~ 理事長 若月 ちよ

今子育て中のお母さんへ

子育てを頑張りすぎてはいませんか?
頑張りすぎると無理が来ます。子育ては、子どもが自立するまでの長い道のりです。ですから、無理は続きません。

お母さんは、いつも元気で明るく、太陽のようでなくては…そんな風に思ってはいませんか?
お母さんも自分らしくいていいのです。いつも、「太陽のように」は無理です。

子育てを楽しんでいますか?
子どもは、親が思うようには育ちません。思うように育てようとするとイライラするし、子育てを楽しむこと、できませんよね。

疲れてはいませんか?
お母さんは、他にもいろんな役割がありますよね。お勤めをしていたり、主婦業だったり…うまく手抜きしないと、疲れはたまる一方ですよ。

私は「いい加減な子育て」をおすすめします。

「いい加減」には、いくつか意味があります。私が思うのは「程よい程度。手ごろ。適当」という「好い加減」という意味です。
完璧な子育てなんてありません、だって人間は不完全なのだから。不完全さはその人の個性なのです。個性がない人間なんて、何の魅力もありませんよね。
ですから、完璧な子育てではなくて、程好い加減な子育て、いいサジ加減の子育て、その子のペースに合った、親自身も頑張りすぎず、でも手抜きでもない子育て、「いい加減な子育て」なのです。
それは、それぞれの親子が、お互いのどの辺が「いい加減」なのか、見つけていく作業でもあります。

お母さんと子どもの心と身体にとって良い子育て「いい加減な子育て」を試してみませんか。

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